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日別アーカイブ: 2019年6月4日

鉄は誰が作ったの?

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太陽の5倍から8倍位の恒星は爆発するまでの間、元素を融合させてエネルギーを作り出す。
巨大な重力による核融合で酸素、ケイ素、リン、カルシウムなどの元素が生成される。

核融合の最終地点が「鉄」の生成なのです。

鉄が核融合でもっと重い元素になるときエネルギーは生成されず、逆にエネルギーが必要になるが、星には使えるエネルギーが残っていないので、鉄だけになった星の核は、自身の重力に押し潰されて中へ中へと崩壊し、爆発する。

太陽のよりも遥かに大きい恒星「超新星」は、かなり高い熱を生み出し、水銀、金、銀などの元素が生成される。

星の爆発で生成された鉄を含む様々な物質が太陽の回りをクルクル回ってできたのが地球なんですね。

超新星が爆発するとブラックホールができるらしいですよ。
ちなみに地球から642光年しか離れていない近くの超新星「ベテルギウス」が爆発間近です。
肉眼で見える赤い星のなので、興味あったら調べてみてくださいね。