安全第一  基本は「体」

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間違いなく世界で一番大切なのは、あなたの体。

いやいや、大切な人を守れるのなら、自分の体は二の次だよ)と言う方もおられるでしょう。

大切な人を守る!それは本当に素晴らしいことです。

私が伝えたいことは、いざその時に最大限のパフォーマンスを行うための「体」が大切だということです。

自分の体を大切にできるのは自分だけ。

体を健康に保つのも、破壊に向かうのも、全て自分の責任で、自分で決めています。

極端な表現になりますが、誰かが食事に毒を盛ったとしても、自分で食べたら、自分の責任です。

人生は一度きり、死んだら終わりだよ!(そんなことは解っている!あたりまえだ!)と皆口を揃えて言います。

あたりまえ解っている、この二つの悪魔の呪文は実に厄介です。

例えば、人生最大のイベントのひとつである「死」について、どう考えているのか?死に際にすることは決めているのか?などを質問しても大抵は何も答えてくれません。

(元気にポックリだ!)と回答される方もいましたが、元気にポックリ死ぬために、何か努力してますか?と聞いても(先のことはどうでいい!)とのことでした。

あたりまえ解っている!と言いつつ、何もわかっていない「事実」は恐ろしいことです。

正に悪魔の呪文

まずは与えられた情報に対する姿勢を変えて、自分の体に真摯に向き合って頂きたいです。

自身の健康について真剣に考えて見て下さい。

必ず人生の終わりは訪れます。

黄昏時ってやつです。

自分の体に向き合わなかったことを、黄昏時に後悔しても遅いのです!

どうか体を大切に!

自分の体を大切に扱う人は、周囲の人からも大切に扱われます。

これはループします。

お互いの体を大切にする想いは「安全」に繋がります。

これ原理原則です。

富や財産など、体に比べれはカスです。

自分の人生を楽しむ、大切な人を守る、家族を幸せにする、お世話になった人に恩返しをする、全てはあなたの体からです。

その体で仕事を行うのです。

①元気な体→②元気に仕事→③家族の幸せ=自分の幸せ。

安全第一とは、そういうことなのです。

 

 

生活の軸である仕事は「楽しく」

楽しく働くための3つの取り組み

①心がけを変える

人生の軸である仕事は「楽しく」を心がけてください。

楽しく働くことも、退屈に働くことも自分の考え方次第です。

自分の想いをプラスに変えると、現実もプラスにかわります。

これ原理原則です。

②自責思考

楽しく働くには「自責思考」を徹底して下さい。

自責思考とは、何か問題が起きた時に、(これは自分の責任だ!)と思うことです。

自分の責任と自覚し、対策を練り、改善する行為は、自分の思考を深めるとともに、人としてのを大きくします。

何かの問題を誰かの責任にしている間は、絶対に成長はありません

③感性を鍛える

楽しく働くとは言うものの、毎日、次から次に楽しいことが起きる仕事などありません。

自分の好きなこと、趣味を仕事にしたとしてもです。

「楽しく働く」の過程として、基本は地道な作業の連続です。

何の変哲もない日々を少しでも変えていくには、小さな喜びを見出す感性を育てることです。

例えば、空がきれいだ!酸素が美味しい!車がいい匂い!

今日も皆で元気に働ける!あの子の結束が早くなってる!安全帯ちゃんとしてる!

配筋が真っすぐだ!結束線の髭が出てない!配筋間違えてるげど頑張ってくれてる!

そして、喜びを感じた相手に、しっかりと感謝の気持ちを伝えてください。

感謝されて嫌な思いをする人はいません。

感謝をして嫌な思いをする人もいません。

お互いの喜びが増えるだけです。

小さな喜びの積み重ねで、感性は研ぎ澄まされます。

こうした喜びが人間を前に進める為の大きな推進力、原動力になるのです。

喜びがあるから、また頑張って努力しようとやる気が起きます。

そしてまた喜べる。

この繰り返しが好循環の竜巻を発生させます。

①②③を習慣にすることは、プライベートでも同じ好循環の竜巻を発生させれるでしょう。

知っている、解っていることと、「実行している」とは天と地の差です。

日々成長の為には、良い習慣に勝る武器はないのです。

楽しく働くとは、そういうことなのです。

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感情の「懐を深める」

自分の働きを自覚しよう。

自分の感情をコントロールするには、自分がいつ感情的になったのか、感情的になりつつあるのかを自覚しなければならない。

本の文字を一つも読まずに本のページをめくり、ほかのことを考える。

本を読むのを辞めていることを自覚していない。

テレビを見ていても、内容を覚えていない。

テレビを見ていないことを自覚してない。

無意識恐るべし

自分の感情と振る舞いを意識し、自分自身を観察するとともに、注意深く次の行動に移す。

これは本当に難しい、正に修行です

特に注意すべき感情は「怒り」です。

「怒り」と正面から向き合い、感情をコントロールする修行をしなければならない。

「怒り」の発動条件

行動を邪魔される、拒絶される、思い通りにいかない、びっくりする、理不尽を食らう等々

「怒り」の特徴

※怒りの感情は絶対に無くならない※怒りは伝染する、怒りが怒りを呼ぶ。

「怒り」の対処方

「怒りは出し入れ可能な道具である」ことを知る。

怒る行動は自分自身で「決定してから実行している」ということを意識する。

人に怒れるほど、自分は優れているのか?と自問自答する。

怒りの対象人物にも何か理由があるはず…と、相手の立場になる。

怒りの対象人物にも(可愛い赤ん坊の時代があったんだよなー)と想像する。

怒りは一瞬!激昂しそうな時は、その場から離れる。「約10秒」

「怒り」の代償

後悔する。

怒りやすい人には魅力がない

暴力に発展し、殺し合いになる。

怒りをぶつけた相手からの復讐に怯える人生を送る。

色々書きましたが、怒りの感情を露わにすると、悪いことにしか繋がりません。

大和工業では、身近な怒りの感情である「怒鳴る」行為は禁止事項にします。

なぜなら怒鳴る行為は、自分が偉いと思っている証拠だからです。

会社理念に違反します。

仕事中よく見かけるのが、人の間違いに対して「怒鳴る」ひとです。

人間は必ず間違えます。

自分が完璧でないのに、相手に完璧を求めるなど傲慢にもほどがあります。

店員さんや、弱い立場の人に怒っている人を想像して下さい。

子供がジュースをこぼしただけで、怒鳴る親を想像して下さい。

下品です。

私自身、修行中ですが、皆様も協力をお願いします。

※怒りの感情は絶対に無くならない※

怒りの感情を制御することは挑戦です。

そして心に刻んで頂きたいことがあります。

仕事、家庭、友人など人と関わっていれば必ず多くの「理不尽」と遭遇します。

理不尽なことに遭遇したとき、ぐっと我慢することができたなら、生き方に深みが増します。

我慢は男にとって必須命題。

怒り「」は心の大海に鎮めましょう。

懐を深めるとは、こういうことなのです。

 

安全第一  基本は「体」

 納税に感謝。

まず上記の上半分に映る2名を紹介します。

乃木希典さんと、妻の静子さんです。

未来の日本に命を捧げた人物です。

簡単に概要をかきます。

1912年9月13日殉死  62歳

日清戦争、乙末戦争、日露戦争で陸軍大将として大活躍。

戦争で長男、次男を失う。

戦争で功績をのこし、自身の役目を果たすと、多数の将兵を戦死させた自責の念もあり、明治天皇に切腹をさせてほしいと申し出る。

明治天皇に(気持ちは解るが、今は死ぬべき時ではない、どうしても死ぬというのであれば朕が世を去った後にせよ)と命令をうける。

その後は軍の学習院長をつとめる。

1912年7月30日、明治天皇が死亡。

同年9月13日、明治天皇大喪の礼「お葬式」が行われる。

同日、自宅で何気ない夫婦の日常を撮影。

上記の写真です

撮影後、乃木希典は明治天皇の写真に向かい正座する。

軍服の「ボタン」を外し、軍刀で腹を十字に切腹

その姿を見届けた妻の静子は、短刀で自分の心臓を突き刺し、うつぶせの状態で殉死。

妻の最後を見届けながら、軍服の「ボタン」を治す

軍刀の柄を膝で挟み、剣先をのどに突き刺し、そのままうつぶせの状態で殉死。

状況判断の基準、遺体の状態と血痕の順番。

殉職という行動を、同世代の夏目漱石達は(なんと見事な死にざまよ)と称賛。

新世代の芥川龍之介は、死ぬ必要など無い、殉死はよくないと批判。

この二人の意見は、時代に対する価値観の変化を見事に露呈している

この壮絶な殉死は、世界中で話題になり、葬儀には敵国のロシア人も参列した。

乃木神社、乃木の自宅は今でも解放されています。

乃木の自宅がある坂は、今の「乃木坂」という地名に。乃木坂46です。

乃木希典さんは伝説の一人なので興味があれば是非、調べてみてください。

 

そして上記の下半分に映る中央の人物を紹介。

塚本太郎さん

未来の日本に命を捧げた人物。

1945年1月21日、人間魚雷で殉死  21歳

人間魚雷「回天」の特攻数145名、平均年齢21歳 全員殉死。

第二次世界大戦、特攻での殉死者は約4000人。

最近になり、塚本太郎さんの特攻直前の肉声が発見される。

(父よ、母よ、弟よ、妹よ。育った町よ、学校よ、さようなら。ありがとう。略…愉快にいつまでも家族と暮らしたい、喧嘩したり…略…しかし、僕はこんなにも幸せな家族の一員である前に、日本人であることをわすれてはならないと思うんだ。日本人の血には三千年の間、受け継がれてきた先祖の息吹が脈打っているんだ…略…幼きものよ。われらしかばねを踏み越え、銃剣を閃かし、日本旗を翻して前進せよ…略…永遠に栄あれ、祖国日本)

最近のできごと2つを紹介しました。

受け止め方は様々でしょう。

殉死が良いとか、悪いとか、意見は人それぞれ違います。

ただ、間違いない「事実」は、彼らの命の上に今の平和があるということです

水道をひねれば水が出る、スイッチを押せば明かりが灯る。

仕事をすれば当たり前のように生活ができ、布団で寝られる。

腹が減ったらスーパーがある。

安心して暮らせる環境は整っているのに・・・。

コンビニによるたびに買う「チキン」は本当に必要ですか?

無意識に食い散らかして、生活習慣病という名の贅沢病を・・・。

先代達の捧げた命は?無意識に食われる食材の命は?

先代方々の命がけの御膳立て、どれだけの命が奪われ、どれだけの人が泣いたか。

御膳立の経緯と、維持には「大金」が必要だ!

世界と渡り合うにも「軍事力」が必要だ!!

平和に暮らすには「税金」が必要だ!!!

言い訳じみた権利ばかり主張していないで、しっかりと「義務」を果たせ!!!!

改めて、この環境に居られることに感謝して、自分の人生に真剣に取り組みましょう

働ける環境があること自体が「幸せ」なことなのです

納税は私たち市民が行える、立派な社会貢献です

心の底から喜んで、納税をしましょう。

そして乃木希典夫婦、塚本太郎さんを思い出し、「姿勢」を正しましょう。

その姿勢を先代方々は見てくれていますよ。

納税とは、そういうことなのです。

安全第一  基本は「体」